どなたかお祝いに使う下駄についてご存知ないでしょうか?



どなたかお祝いに使う下駄についてご存知ないでしょうか?

495: 2022年10月19日 09:16

下駄の話に更に便乗させてください。長文失礼します。
蔵から艶のある黒塗りの、鞠の蒔絵がついた二石鼻緒の芳町下駄が出てきました。母は、親戚に貰ったかな…?成人の時か、嫁入り(成人してすぐ)の時か…?と記憶が曖昧です。お祝いに使ったらしいのですが、下駄で???と私も?でいっぱいです。
可能性としては、たまたま成人のタイミングで貰った下駄を無知故にお祝いで履いた。雪や雨だったので草履の代わりにした。とかだと思うのですが。あとはこのことを調べるなかで花嫁下駄というものを知ったので、その可能性もある…?
ただとっても艶々でかわいいので、普段使いできるなら履きたいし、お祝いに使うならその通りに使いたいです。
どなたかお祝いに使う下駄についてご存知ないでしょうか。

497: 2022年10月19日 13:31

495さん
芳町下駄は2枚歯の下駄で良いですよね?それだけ豪華な蒔絵は時代的に婚礼用でしょうか?歯が細いものなら雨用として使われてた可能性もありそうですね。
きっとビニールや合皮が当たり前でなかった時代は雨には下駄を履いていた事もあったんでしょうかね?

498: 2022年10月19日 14:52

495さん
畳表が付いた蒔絵の下駄は地方の資料館などに行くと古い民具の展示コーナーで時々見かけることがあります。
花嫁下駄と呼ばれることもありますが、花嫁限定ではなく晴れ着を着る時用の履物です。
なんでフォーマル用途なのに下駄なの?というと今のような防水性のある草履裏が無かった時代、
草履の裏底は革かフェルト(もっと古いと藁)だったため、下駄の方が履物としては一般的だったからです。雨天でなくてもそんな履物で湿った地面の上を歩いたりしたら目的地に着く前に足元グチャグチャになっちゃいますよね。
という訳で庶民だけでなく結構上流階級の人たちまで徒歩で歩くお出かけは下駄履き
常に草履をはいている人なんて駕籠で移動が基本のお姫様かお殿様くらいでした。
そして結婚式なんて日時が決まっていて変更しづらいイベントだとお天気悪いから延期なんて出来ません。なので全天候対応可能(本当は下駄の歯だって水を吸っちゃうんですけど)な下駄の方が履物としては実用的だったのです。
なので歴史的には晴れ着に合わせて履いてもいい下駄なんですが、これだけ草履が日常履きになってしまった現代だと花嫁下駄はフォーマルというよりもドレッシーなアンティーク着物を楽しむ遊び用な
用途でないと使いづらい履物になってしまいました。

芳町下駄の形ではなく七五三の子供が履くこっぽりタイプだったら見た目ほとんど草履ですから
成人式の振袖あたりで使えそうなんですけれど、二枚歯だとモロ下駄ですからねー、かといって
雨の時にも完全防水じゃないからもったいないし…残念ながら活用できる場面は上記のレトロな着こなしを楽しむお遊び用くらいしか思いつきません。

499: 2022年10月19日 15:04

豪華な下駄、インテリアとして飾ってみては?

500: 2022年10月19日 23:19

ずっと前ですが、喫茶店のインテリアとして、花嫁用の華やかな下駄を二足、飾ってあるのを見たことがあります。他に筥迫なども一緒に飾ってあって、なかなか素敵でした。

502: 2022年10月21日 09:26

495です。
皆様ありがとうございます!検索しても全然引っかからなかったのに、こんなに沢山お知恵をいただけるなんてと感動しております…!特に498様大変参考になりました。母の記憶は間違いではなかったのですね。
私が使うのは難しそうですが、せっかくなので撮影小物として使おうかと思います。
ありがとうございました!

506: 2022年10月26日 17:38

498さん
今更だけど、そういや七五三の時にめっちゃ高いこっぽり(10cm近い)履いたよなぁと思ったのですが、
あれってすごくお高いものだったのですね
昔の方はよくあんな一時期の晴れ着としてしか履けない、しかも子供が初めて履く高さだから
一時間も履いていられないわりに確実に傷つけてしまうものに、
あんな美しい蒔絵施したもんだ…と感心しました。

関連普段着着物や小紋で自宅近所に出かけるときは草履と下駄のどちらをご使用ですか?

関連アラフォーですが年齢相応の下駄がない。ひとつ新調するとしたらどんなのがよい?


元スレ: https://www.kimonolog.com/archives/post-50730.html





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