幸田文の「きもの」という小説お勧め。明治の頃の「着る物」について具体的に理解が深まる
275: 2015年02月17日 09:34
こちらの皆さんに幸田文の「きもの」という小説をお勧めします。
関東大震災を含む明治の頃の「着る物」について
具体的に理解が深まると思います。
母親が亡くなる前に臥せった時から布団の準備、
祖母が用意してくれた葬儀に着た着物、
その紋に対する姉の反応等。
物が貴重だった頃の日本人の庶民の着物に注目すると面白いです。
スレチですが主人公が三人姉妹の末っ子で姉たちとの精神的ないろいろもズバリと書かれていて
同じく三人姉妹の末っ子の私はどんなに理不尽でも
無条件にお姉さんは偉いって思っていた呪縛から解かれました。
あるあるネタ満載だったので…
それはともかく主人公が子供の頃から姉たちの婚礼、母の葬儀、
関東大震災、本人が嫁ぐまで、着物の情報満載ですよ。
276: 2015年02月17日 09:43
私も読んだ
ばあちゃんがイイ
強くて賢い
女学校で一年かけて長着を縫うらしいんだけど、悠長すぎて役にたたないというようなことを愚痴ってたのが印象的だった
277: 2015年02月17日 09:53
>>275
私は友人に着物を贈る段が好きなんだけど、着物の話というより人間関係での心得や処世術を、具体的な着物を通して伝授していく様子が見事だった。
着物の知識でなく知恵が満載。
278: 2015年02月17日 10:50
>>277
いくら困っていても人の使い古しはいやなもの
って実際にもらう立場になるとよくわかる。
人に差し上げるっていう気持ちを忘れちゃいけませんね。
本来なら自ら失敗を繰り返して経験を通して学べるような事を
知ることができるのは幸せなことですね。
関連「きもの宝典」という本がおもしろい。百年間の着物に関する色々な移り変わりがよくわかる
元スレ: http://www.kimonolog.com/archives/post-11974.html
コメント一覧 : 幸田文の「きもの」という小説お勧め。明治の頃の「着る物」について具体的に理解が深まる
おー読んでみたい!
とりあえず近所の本屋を回ってみよう。
なんてタイムリーな!
私も読み終えたばかりだよ
未完なのが惜しまれるよね。るつ子の友達2人はどうなったんだろうか
着物そのものよりも、着物を通して物語られる人間関係とかおばあさんの智慧がいい
本当に今の世の中でも十分役立てられるくだりが満載されてるよ
今更だね。
定番だからお勧めされなくても読んでいる人は多いのと違う?
あれ読んだけど未完だったの?ちょっと記憶が曖昧だけど おばーちゃんが素敵なことだけは覚えてる
※3
そう思ってるならスルーすれば良いのに
読んだ事無いからね、探してみよう。
早速ポッチてきた
楽しみ(^-^)
タイトルだけどっかで見たことある
まだ読んでないから私も読んでみます
未完というか、話自体はひと段落ついて終わってるよ。
続きを書く予定があったけれど、幸田文さんがリアルタイムでの着物の凋落を見て、着物の話なんて今の時代に求められないって書かなかったという逸話を娘の青木玉さんがエッセイで書いてたの。もったいないよねぇ。主人公が結婚して、どんな着物まわりのエピソードが綴られる予定だったのかと思うと…。
※3こそ今更じゃんw
露伴の娘だったか?
読んでみたよ
女性の発言力が無い時代のせいか
心情描写が多く台詞が少ない
今では使わない言葉や言い回しが多い
お金持ちではないけど教育や躾がしっかりして
家庭内が上品で読んでて気持ちいい
とくにおばあさんがいい
ただ
さいごに嫁入り後がどうなったか気になる
作者自身は離縁するから主人公も離婚するのかな?
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